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コンサルタントからみた「元気な中小企業の特徴」について

2020.09.08
番頭ブレーン

ジャストコンサルティング(JC)村上です。

 

企業が末永く存続していくには、3つの側面から経営の在り方を見る必要があります。

一般的に、ヒト・モノ・カネと言われるように、企業発展の重要な要素は、人材、商品・設備、資金と言った「目に見える資産」であると考えられています。

 

しかし、資源の乏しい中小企業にとって、これらを常に保有することは大変難しいのが現実です。
そこで注目すべきは、「見えざる資産」です。

 

これまで多くの中小企業を訪問しましたが、その中で元気な企業、今は厳しいが今後成長していくであろうと感じた企業は、「良い企業文化」を持っています。

一言でいうと、「経営者と従業員との距離が精神的に近い」ということです。

 

  • 経営理念の中で、企業が何のためにあるのか、そのためにどういう考え方が必要かを明確にし、従業員と共有している
  • 経営者が現場に出向き、日々のコミュニケーションの中で自分の想いを伝えている
  • 権限委譲をする中で、従業員の声を吸い上げて、会社運営に反映している

 

など、企業によってさまざまな方法で企業文化を育てているようです。

 

そのような会社の従業員は、「自分が何のために働き、自らの仕事が会社や世の中の役に立つこと」を理解しているので、自然と自発的な行動をとるようになります。

一般的に従業員は1日の3分の1を会社で過ごします。

多くの時間を共に過ごす従業員に、働くことの意義や目標を与え、人としての成長を促し、

「笑顔」で過ごせる時間をより多く作ってあげるのも、経営に必要なことではないかと思います。

 

「良い企業文化」は、中小企業が持続的に成長していくための根幹となります。

従業員からの「自発的なエネルギー」こそが中小企業の財産であると思います。

 

コロナ禍で大変な状況が続きますが、今だからこそ一度自社を振り返ってみませんか?

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