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コンサルタントからみた「外部環境の変化」について

2020.12.07

ジャストコンサルティング(JC)北廣です。

 

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、ビジネスや日々の仕事に大きな影響を及ぼした2020年も12月に入りました。ここにきて感染者が再び増加しており、それに伴ってGo ToトラベルやGo Toイートの見直しが図られるなど、毎日のニュースから目が離せなくなっています。一日も早い終息を願ってやみません。

 

企業活動を行う上で、このような外部環境の変化に柔軟に対応していかなければ、企業の成長はもちろん継続さえ危うくなってしまいます。

今回は、外部環境の変化について少し整理してみましょう。

 

企業活動に影響を与える外部環境変化は、大きく次の5つに分類できます。

  1. 政治要因・・・法規制など
  2. 経済要因・・・為替、株価など
  3. 社会的要因・・・人口構造など
  4. 技術的要因・・・AI、IoTなど
  5. 自然要因・・・・・地震や感染症など

今回のコロナ禍は⑤の自然要因に分類されます。そして、他の要因よりも特発的な環境変化で、予測がつき難い要因です。

 

このような急激な状況の変化は、経営者にとってゼロベースで経営を考えなければならないという緊張感と恐怖を生み出します。日々の企業経営のなかでは、漸次的改善は欠かさず行っていても、急激な環境変化が起こったときは、大きな戦略転換や変革を決断しなければなりません。この決断のタイミングが非常に重要となります。

 

事業承継を考えておられる経営者さまにおかれましては、後継者に決断の機会が与えられたと捉え、教育の機会にされてはいかがでしょうか。

経営者が後継者に求めるものとして最も重視するのは、「経営を担う覚悟」と言われています。過去からのしがらみがない後継者の方が、覚悟を決めて思い切った行動が取れるかもしれません。後継者が現経営者とともにこの危機を乗り越えることで、後継者の自信に繋がり社内外からの評価も得やすいでしょう。

コロナ禍をチャンスと捉え、事業承継に踏み切られては如何でしょうか。

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